Fuji mountain climbing vo.2

Y.yoshi

2014年11月13日 20:23

やっとの思いでたどり着いた山小屋




簡単に食事を済ませ
直ぐに寝室へ

畳1帖も無い空間へ
初めての山小屋に悪戦苦闘

周りの息づかいまで聞こえてくる
足が伸びきれず
ゴソゴソしていると
隣りからいびきが始まった
しまったと思うがもう遅い
疲れているのに眠れない

深夜0時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲
どうにもならず外へ出る。
寒~~~い。
慌てて外から戻ると
なんだか頭がジンジンと
これってもしかして
高山病?
同様に眠れない仲間も同じらしい。

深夜2時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲
突然明かりが点灯した。

御来光を頂上で見る人の起床時間らしい。
ふと見上げると
メンバーの一人が本当に辛そうにしていたので
私の持ってきた薬を渡し
私も先程より少し頭痛強くなったので薬を飲んで
もう一度外へ・・・
ダウンジャケット羽織ってよろよろと

するとね。
きれいなんだ。

空じゃないよ。
山の下から点々と無数の明かりが見える。

登山者のヘッドライトが無数に点灯しとってもきれい
川の流れのように続いてる。
弾丸登山の人たちだろうか?
暫らく眺めてたたずんでいると
凍えそう。
また狭い寝床へ

あ~~~。
眠れるんだろうか?

4時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲
起床時間とスタッフが呼びに来た。
あ~~あ
結局ほとんど眠れなかった。
簡単に朝食を済ませ
さぁ出発しようと外に出ると




アッと息をのむ
日が昇る。
御来光と迄はいかないが
何とも幻想的

手を合わせ
今日も頑張ろう!
頭痛は少し和らいだ気がするが
他のメンバー達も聞いてみると
大なり小なり頭痛や吐き気がするそうだ。
でも諦める事は出来ないのだ。

そう大きなプレッシャーと
不思議な団結力が生まれていた。

誰もが周りを気使い。
足を引っ張ってはいけないと。
無言のプレッシャー。

これは良いことなのかどうなのか?
私はある意味判断力を無くしていた。

5時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲
山小屋を出る。




頂上までは300mあまり



雄大な景色が続く



息が上がるのを感じるが



もう頂上が見えると
不思議な力が湧き上がる。

7時30分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲
吉田口ルート頂上。



最後の坂をよじ登る。




8時22分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲
剣ヶ峰、登頂
標高3776m



何とも言えない達成感。

頂上神社で家族一人一人に想いを込めた御守りを買い
温か~~い缶コヒーを飲む。
染みるね~~と皆で笑った。

14時
無事下山。

吉田口についたら大粒の雨が降り出し
運がいいね、なんて話してたけれど。
どうやら下界はずっと天気悪かったようだ。

何とも言えない安堵感から
途中のバスでは爆睡でした。

帰りに皆で温泉によって反省会
ワイワイと言いたい放題言い合って。
とっても心地いいんだよね。

行きとは何か違うんだよね。
雰囲気が
そうなんだ
とってもお互いの距離感が近づいた気が

偶然集まった地区のメンバーが、今こうして同じ目標をクリアーした。

地域活動もこれから山あり谷ありあるだろう。
この仲間と一年間何が起こるかわからなけど
頑張ってみようと。


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7月中旬 富士山
天候:晴れ時々曇りのち雨
同行者:地元友人5人

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